コラーゲンは効果がある?ない?|コラーゲンは本当にお肌や関節にいいのでしょうか

テレビや新聞雑誌、またはネット上で「コラーゲン」に関する話題を目にしたりすることが多いです。また沢山のコラーゲン商品も売られています。コラーゲンは美肌効果や膝痛に効き目があるという謳い文句です。知り合いの女性もお肌にいいからと「コラーゲン入りドリンク」を毎日欠かさず飲んでいるようです。お肌のためとはいえ大変だねと言うと「膝痛にもいいのよ」と言われました。自分も多少膝痛があるので、へえコラーゲンねぇ、試してみるかな、なんて思ったりしました。

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コラーゲンを摂取しても効果がない?

そこで早速ネットで調べてみると、コラーゲン商品の販売サイトで溢れかえっている中で気になる記事を発見しました。「コラーゲンを摂取しても効果はない」というものです。読んでみると「コラーゲンを摂取しても、体内で消化されればたんぱく質と同じくアミノ酸に分解される」というのです。なんとコラーゲンを摂取してもそれがコラーゲンとして再生されるとは限らないというのです。

コラーゲンとは何か

コラーゲンという言葉はよく耳にしますが、そもそもそれが何かっていうのは漠然としか捉えていませんでした。せいぜい「鶏肉の骨の周りとかにあるプリプリとしたやつ」、「要は軟骨だろ」ぐらいの認識で、はっきりとはわかっていませんでした。

ウィキペディアを読むと、冒頭で「主に脊椎動物の真皮、靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するタンパク質のひとつ」とあり、Ⅰ型からⅩⅧ型まで色々種類があるようです。またゼラチンはコラーゲンが変性したものという記述もあります。とにかくコラーゲンはたんぱく質の一種ということがわかりました。

一般的に商品として販売されているコラーゲンは、牛・豚・魚など、動物を由来原材料として精製されているようです。植物性コラーゲンと呼ばれているものもあるようですが、そもそもがコラーゲンとは違うものらしいです。

分解されたらアミノ酸

コラーゲンは体内に摂取されれば胃や腸で消化吸収され、やはりたんぱく質ですからアミノ酸に分解されます。そして身体のあらゆる場所の構成要素のたんぱく質として再生成されていきます。コラーゲンだからといって必ずしもコラーゲンに再生成されるとは限らないのです。ですから、知り合いの女性がせっせとコラーゲンを摂っていてもお肌の潤い成分の元になるとは限らないのです。

ということは、美肌に効果あり!だの、関節にいい!などの商品はみんなアテにならないということになります。

早速その女性に教えてあげました。こうこう、こういうわけでコラーゲン摂っても効果があるかどうかわからないよと。そしたら「いいの。いいと信じているし、実際飲み始めてから肌の調子がいいから」とのこと。まあ、そう思い込んじゃってるんだったら何言ってもだめだなと引き下がりました。内心「ムダなのになぁ」と思いながら。

ガッテン!でコラーゲン特集

そんなある日、普段からよく見ているNHKの「ガッテン!」でコラーゲンについて特集していました。やってるやってる、摂っても無駄ってやつだろう、と見始めました。

しかし、なんと!全くムダだというわけではありませんでした。
以下「ガッテン!」の概要です。

「摂取されたコラーゲンは胃や腸でバラバラに分解されてしまう。しかし分解され切れなかったコラーゲンの破片(ペプチド)が、体内でコラーゲンを作る繊維芽細胞(せんいがさいぼう)の増殖に役だっているのではないか」というもの。

ん?体内でコラーゲンの元になるということなのか?。

さらに見ていくと…。

コラーゲンと怪我

怪我や病気で長期間寝たきりになっている人たちは、いつも同じ姿勢で寝ていることからいわゆる「床ずれ」ができてしまっています。「床ずれ」とは、腰や背中が常に布団やパッドに当たっていることから血行悪化とズレにより皮膚組織にキズを負ってしまっている状態のことを言います。褥瘡(じょくそう)とも言います。この褥瘡ができてしまっている人がコラーゲン食品を食べると傷の治りが早まるそうなんです。

コラーゲンと関節

ドイツにある病院では、関節痛のある患者に、コラーゲン食品を食べてもらい成果が上がっているということです。

さらに、日本の大学駅伝の強豪校では、練習と試合により選手の関節が酷使されケガや痛みが多いそうです。しかしコラーゲンを摂ることでケガや膝痛が軽減したというのです。

ということは、やっぱりコラーゲンを摂ればコラーゲンとして再生成されると言えそうですが、でもそう単純ではないということです。あくまでも、ケガなど組織に損傷を負っている場合にはその損傷個所に対して効果がみられるというものです。ケガもなにも起きていない人がコラーゲンを摂ったからといって体内でコラーゲンとして再生成するとは限らないという点は変わらないようです。

しかし、長期入院などによる床ずれ(褥瘡)やハードトレーニングで傷んだ膝関節などにはコラーゲンの効果があるかもしれないというのは朗報ですよね。

肌荒れへの効果

では、「肌荒れ」への効果について考えてみます。肌荒れの原因として、洗顔やパッティングのやり過ぎ、生活習慣の乱れ、食品、紫外線や乾燥、ホルモンバランスの乱れ、内臓の疲れや異常などがあげられます。これらの原因が複雑に絡み合って肌荒れが起きると考えられます。これは自分の想像ですが、「肌荒れ」が皮膚組織の損傷の一部と考えれば、コラーゲンも何らかの効果があるのかもしれません。

ただし、コラーゲン入りのクリームなど肌に直接つけるものの効果については疑問が残ります。コラーゲンの特質により皮膚からの水分蒸発を抑える、いわゆる保湿効果はあるかもしれませんが、肌から吸収されコラーゲンとして再生成するという肌荒れの根本解消には繋がらないように思えます。効果の可能性があるのはあくまでも経口摂取の場合と考えるべきだと思います。

コラーゲン摂取の方法

では、コラーゲンをどう摂取するかについてですが、まず思い浮かぶのは、魚の煮凝り、フカヒレ、鳥手羽、豚足など、食品からとるというものです。フカヒレを除けば、比較的安価に簡単に摂ることができます。鳥手羽が入った鍋料理などいいですよね。コラーゲンがスープに溶け込んでいるイメージです。

 

しかし、食品から摂るには多少問題点があります。

  • コラーゲン繊維は通常のタンパク質よりも消化吸収に時間がかかることと、多くの酵素反応が必要なため、相当量のエネルギーを消耗する。
  • コラーゲンを含む食品の多くは脂質を多く含んでいるので、食べ過ぎると脂質も多く摂ってしまう

以上のことから、安定的に効率よく摂取するためには、コラーゲン食品(サプリメント)が理想的という結論です。コラーゲン食品は、粉状のもの、飲料タイプのもの、錠剤やカプセルのもの、など様々ですが、商品が多すぎてなかなか絞りきれません。自分に合うものを探すのには時間がかかりそうです。

おススメはゼラチン

そこで、お手軽なのがゼラチン(ゼリー)です。ゼラチンはコラーゲンの変性した、いわば仲間です。コラーゲンを製造するメーカーいわく、コラーゲンとゼラチンの性質はほとんど変わりなく、ゼラチンも体の中で分解され「コラーゲンの破片(ペプチド)」としての吸収効果は同じとのことです。

ゼラチンであれば安価だしスーパーで普通に売っています。ゼラチンを食事に加えるレシピもネットでも多く掲載されています。

摂り過ぎに注意

コラーゲンもゼラチンもとり過ぎには注意が必要です。というのも、個人差がありますが、アレルギーを引き起こす原因にもなるかもしれないからです。

また、大量に摂取すると、腎臓がタンパク質の処理に追い付かず、腎臓機能にも悪影響が出てしまうこともあるそうです。

過ぎたるは及ばざるが如しです。せいぜい1日5~10グラム程度が適量と言われています。また、毎日摂るというのではなく、時々というレベルにしておいた方がいいでしょう。

まとめ

  • コラーゲンとは、動物の真皮、靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するタンパク質のひとつ
  • 体内で消化されれば普通のたんぱく質同様アミノ酸に分解される
  • アミノ酸からどのようなたんぱく質として再生成されるかは不明
  • しかし、コラーゲンがコラーゲンとして再生成されるケースもあることがわかってきた
  • コラーゲンは食品からも摂取できるが、サプリ等から摂取した方が効率的と言える
  • サプリよりお手軽なのはスーパーで普通に売っているゼラチンで、安いし扱いやすい
  • コラーゲンの摂り過ぎはアレルギーや腎機能に負担を与えるので注意が必要
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