物忘れ&認知症を予防!|血糖値下げシンプル3点対策!|もの忘れチェック

NHKのガッテン!で、「物忘れ&認知症を予防!“記憶物質”大発見SP」と銘打って、物忘れについて特集していました。

普段生活している中で、物忘れや度忘れってありますよね。買い物に行って何を買うのか忘れたりとか、料理を電子レンジに入れたのを忘れて一晩入れっぱとか…。

この「物忘れ」がひどくなる原因として、単なる加齢だけではなく「血糖値」が関係しているということが最近の研究でわかってきました。

なんかこの頃物忘れがひどくて心配なのよね。やっぱりトシのせいなのかな。とお思いの方、もしかしたら原因は「血糖値」なのかもしれませんよ。

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血糖値と「物忘れ」の関係

「物忘れ」が血糖値に関係しているという実例が紹介されました。

最初は78歳のおばあちゃんの例です。このおばあちゃんは5年ほど前から物忘れがひどくなってきたそうです。買わなきゃならないものを忘れたり、人と会う約束を忘れてしまったりが頻発、自分に不信感をおぼえるようになりました。そこで主治医に相談したところ、意外なことに甘いものを控えるようアドバイスされました。言われたとおり甘いものを控えたところ、なんと、物忘れが改善したそうです。

次に90歳のおばあちゃん。クスリの飲み忘れや、用事で出かけたにもかかわらず肝心の用事を忘れてしまい、いったん戻ってみると思い出すような状況でした。これもアドバイスによりご飯や甘いものを減らしたところ、物忘れが改善したそうです。

つまり、お二人は血糖値が高めだったのですが、糖分を控えて血糖値が下がったら物忘れも改善したというわけです。

アメリカのある研究の中でテストが行われました。それは3000人を対象とした記憶力テストです。そのテストでは、被験者のHbA1c(ヘモグロビンA1c)の高い人ほど成績が悪いという結果になりました。つまり血糖値が高い人ほど記憶力が悪いという傾向があったのです。

脳と糖の関係

しかしここでひとつ気になる事があります。それは、脳を働かせるには糖が必要ということです。将棋の棋士は脳をフル回転させ対戦しています。将棋の対戦中にはおやつタイムがあって、甘いものが好まれます。脳をフル回転するには糖分が必要だからなんでしょう。

脳による糖の消費について

番組では、脳を働かせた時の血糖値の変化を測定するテストを行いました。
被験者が、ブドウ糖を溶かした水を飲み、その後の血糖値量の変化を調べるテストです。

まず最初は、ブドウ糖水を飲んだ後、何もしないでいる場合の血糖値の変化。
水を飲んでから45分まではグラフは右肩上がりで、45分をピークに、あとは緩やかに下がっていき約2時間で元の状態に戻りました。

次に、紙に書かれた文章を読んで、下線のある単語を記憶するという作業を行い血糖値がどう変化するかというテスト。紙が次々に替わる結構ハードな記憶作業です。

ブドウ糖水を飲んで30分間は何もしないで、30分経過後に記憶作業開始。すると、それまで右肩上がりだった血糖値が急降下しはじめました。脳が働き出すと急激に糖分を消費し始めたわけですね。

脳を活動させるためには糖分が必要というのが改めてわかりました。しかし、脳が糖を必要としているということと、血糖値が高いと脳の働きが悪くなるということは、一見矛盾しているように見えます。

脳とインスリン(インシュリン)

ペットという装置を使って、脳内の糖の様子を観察するという検査をしました。

普通の人の脳内には赤い部分が見えます。この赤い部分は脳が糖を消費している状態を表しています。

次に血糖値が高い人の脳内を見てみました。そうすると、脳内に赤い部分が少なく、緑色の部分が多く見えます。これは脳が糖不足を起こしていることを表しています。

つまり、血糖値が高い人は、体内に十分糖があるにもかかわらず、脳内の特に記憶を司る海馬域周辺に、糖不足を起こしていることがわかりました。

実は、このことに関係しているのが「インスリン」なのです。

インスリンの働きは何か

膵臓から分泌されるインスリンは、血中に糖が入ると細胞内に糖分を取りこむよう働きかけます。それにより細胞は糖をエネルギーとして消費できるのです。つまりインスリンがちゃんと働かないと血糖はうまく使われなくなってしまいます。

ここでネズミを使った面白い実験を行いました。

水を張った桶の中に、避難できる高台を用意し、ネズミを泳がせたらどのくらいの時間で高台にたどり着けるかという実験です。

まず、脳にインスリンを働かなくさせたネズミを泳がせると、何度も同じところ通ってしまい、中々高台にたどり着きません。結局13分かかりました。1週間実験を行った結果、13分かかったのが5分早くなりました。

次に、ネズミに1回だけインスリンを投与しました。そうしたところ、実験開始1週間後、なんと11秒でたどり着けるようになりました。つまり、インスリンを1回投与しただけで記憶力が劇的に向上したわけです。

インスリンは体内の血糖値のコントロールを行っていますが、高血糖が続くと脳への血糖の取り込みコントロールが効かなくなってきます。これはなぜかというと、頭より下の部分、つまり胴体部分でのインスリンの働きがイッパイッパイになってしまい、脳までインスリンが回らなくなってしまい、脳が糖不足になって記憶力低下を招いてしまうわけです。

インスリン多忙状態が長く続くと、膵臓も疲れてきてインスリン分泌量も減ってしまうということを聞いたことがあります。そうすると更に脳の血糖不足が深刻になりそうですね。

どうやら、番組で言っている「記憶物質」とはインスリンのことらしいのです。インスリンがちゃんと働くって重要なんですね。

物忘れ発生の判定

自分にも血糖値が原因とする物忘れが起きているかもしれません。その程度をチェックしたい場合、どうしたらよいのでしょう。

血糖値指標による判定

血糖値の指標で、ある程度判定ができます。 下記の「~以上」に該当する場合は、高血糖による物忘れが発生しているかもしれません。

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の場合

・65歳未満の方 5.7% 以上

・65歳以上の方 6.2% 以上

食後2時間後の血糖値の場合、140(g/dL) 以上

物忘れ自己チェック

ヨーイスタートで、1分間に動物の名前がいくつ言えるかのテストを行い、物忘れチェックをします。(干支の記憶をたどるのは禁じ手です)

1分間に13以上の動物が言えれば合格。年齢が若ければ若いほど多くならないといけません。

できれば紙に書かないで言葉に出して言うという方法が望ましいです。

(紙に書く方法だと既に言ったかどうかが確認できてしまうので。テスト被験者が言葉で言い、別の人に書いてもらう、という方法がよい)

13個言えなくても悲観することはありません。動物が得意な人は多く言えるし苦手な人は少なくなります。動物ではなく何でもよく、例えば果物の名前を言うっていうのもOKです。

血糖値を改善し認知症予防

このように、血糖値と物忘れや記憶力が関係しているということがわかりました。高血糖が続くと脳の神経細胞が傷つけられていきます。さらにそれが長年続くとやがては認知症に陥ってしまう可能性があります。

血糖値が高い人は、血糖値を下げるよう生活習慣を見直さないと、将来的に認知症に陥ってしまうかもしれません。

そこでお薦めなのが、以下に示す「血糖値下げシンプル3点対策」です。新潟県魚沼市では町ぐるみでこの対策を行いました。その結果、住民の多くが物忘れや認知症の数値が改善したとのことです。

  • 適度な有酸素運動
  • 甘いものやご飯を減らすなどの適度な糖質制限
  • 食事は野菜から先に食べる

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