大人喘息(ぜんそく)とは|8割が吸入器を正しく使えていない|喘息を改善してコロナに備えましょう

先日、NHKのガッテンで「大人喘息」について特集していました。

喘息は子供の病気だと思っている方が多いかと思いますが、大人になって喘息になるケースが意外に多いらしいのです。それまで何でもなかった人が生活環境の変化やストレスなどで喘息を発症することがあるとのこと。

新型コロナウイルスが猛威を振るっていますが、喘息患者が感染すると重症化するリスクがあるので特に注意を要します。

子供の喘息の寛解(病気が治る)率は65%であるのに対し大人の場合は20%なのだそうです。つまり大人は治りにくい。

なぜ治りにくいのでしょうか。

それは吸入のやり方に問題があるのです。なんと、喘息患者の8割の人が正しく吸入器を使えていないとのこと。吸入器の使い方が正しくないと、治るまでに時間を要してしまいます。そして悪化する恐れも。

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吸入のやり方の何が間違いなのか

喘息の発作は、気道に慢性的な炎症が起こり気道が狭くなることから起こります。咳が出たり呼吸が苦しくなったりします。
そこで、気道を広げるクスリを吸入することで呼吸が楽になります。

しかし発作と吸入を繰り返していくと、気管支の壁が段々厚くなり気道がさらに狭くなっていきます。そして吸入の薬がだんだん効かなくなってくるのです。

吸入器には2種類ある

実は、吸入器には「発作時用」と「毎日用」の2種類があります。
そして間違った吸入のやり方というのは、この「毎日用」を継続して使っていないことなんです。

発作が起きても「発作時用」の吸入をすれば気道は広がり発作は治まります。治まったことで安心して「毎日用」の吸入をやらない人が多いということなんです。

「発作時用」の吸入で発作が治まっても、炎症自体は根本的には改善していません。炎症を改善するためには「毎日用」の吸入を欠かさずキチンと継続する必要があるのです。しかし、喉元過ぎればなんとやらで「毎日用」をサボってしまう方が多いのです。わかっていても症状がないと忘れてしまうのですね。

毎日やるコツは

自分は緑内障を患っています。緑内障の進行を止めたり遅らせるために点眼液を毎日欠かさずやる必要があります。しかし症状が何もないので、忘れてしまいます。そこで、うっかり忘れないための工夫が必要になります。自分は緑内障の点眼液を食事テーブルに置いてあります。毎朝食事の時に思い出して点眼しています。
それと同じように、ガッテンでオススメしていたのが、吸入器を「洗面台に置く」ことでした。これだと毎朝歯磨きするときに忘れず吸入できるというわけです。

吸入の正しいやり方

毎日するのはいいのですが、やり方に問題があると効果的じゃない場合があります。効果的じゃないというのは、患部に届くクスリが十分じゃないということです。正しいやり方だともっとちゃんとクスリが届くのです。

ホー吸入

なんのこっちゃ…と思わないでください。喘息の専門医の方が編み出した吸入方法です。これによりクスリの効き目が良くなるとのこと。
具体的にはどういうことでしょう。

ホー吸入のやり方

口を丸く開け、舌の両側を丸くして空気の通り穴のイメージで「ホー」と言いながら息を吐く。
息を吐き終わったら、舌はそのままの状態で吸入器をくわえクスリを吸い込む。

これだけです。

実は、通常の吸入方法だと、舌が邪魔をしてクスリの45%しか気道に届かないそうです。しかし、ホーと発声することで舌が下がり、その状態で吸入を行えばクスリの75%が気道に届くというわけです。
通常の方法では吸い込んだクスリが舌にブロックされていたということです。勿体ないですよね。

まとめ

・毎日用の吸入をサボらずやる。
・ホー吸入でクスリを効果的に吸入する。

これで大人喘息を早めに改善し、コロナウイルスに備えましょう。

※吸入器の使用は医師の指示に従ってください。
※使用説明書をよく読んでください。
※独立行政法人 環境再生保全機構のホームページは以下のとおりです。
https://www.erca.go.jp/yobou/zensoku/basic/adult/control/inhalers/feature01.html

 

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