本当はコワイ脂肪肝|脂肪肝から肝臓がん|改善方法は?

「肝臓がん」そのものは減少傾向にある中で、「脂肪肝」から肝臓がんに発展するケースが最近増加しています。
お酒もあまり飲まないので自分は肝臓がんとは無縁だと安心しきっていませんか?メタボ気味の方は脂肪肝かどうかチェックしたほうがいいですよ。

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減少傾向にある肝臓がん

肝臓がんになる一番の原因は、B型肝炎やC型肝炎です。肝炎慢性化による肝細胞の「線維化」がさらに進行すると肝硬変に移行していきます。肝硬変になると遺伝子の突然変異が活発になることから、がん化する可能性が高くなります。

「肝臓がん」そのものは年々減少しています。これは、B型肝炎やC型肝炎の罹患率が減少しているからです。これら肝炎は、肝炎ウイルスに感染することで発症します。ウイルス感染原因の主なものは、注射針の使い回しや、感染症のスクリーニング不足による輸血製剤投与など、杜撰な医療行為が原因です。

しかし近年、これら杜撰な医療行為はすっかり改善されB型肝炎やC型肝炎の罹患率が激減しました。さらに、インターフェロンや内服液など、肝炎の治療法がここ最近で急速に発展したことも相まって、肝臓がんそのものは減少しており、今後も減少していくものと予想されています。

では肝炎ウイルスに罹患していなければ大丈夫なのでしょうか。
それ以外の原因で肝臓がんになる場合があります。

飲酒による影響

そのひとつが飲酒です。長期間の過度なアルコール摂取は肝臓に悪影響を与えます。アルコールそのものも悪影響がありますが、アルコールを肝臓で分解してできる「アセトアルデヒド」も毒性が強く肝細胞にダメージを与えます。ウイルス性の肝炎の場合と同じく細胞の線維化~肝硬変~肝臓がんと辿る場合があるので、注意を要します。
しかし最近はアルコール消費の減少と相まってアルコールが原因となる肝臓がんも減少傾向にあります。

警戒すべきは脂肪肝

それに対し警戒されているものが「脂肪肝」です。脂肪肝のコワイところは重症にならないかぎり自覚症状がまったくないことです。自覚症状もなければ体調の変調もありません。なので脂肪肝なんて大したことないとナメて放置してしまうことが多いのです。この放置のしわ寄せが後々やってきます。

では、脂肪肝になる原因はなんでしょう。そうです、ご存知のとおり、食べ過ぎと運動不足です。食事などで摂取したカロリーは体内で分解され活動エネルギーとして消費されますが、消費しきれなかった分は脂肪として体内に蓄積されます。その中で肝臓に蓄積された状態が脂肪肝です。

脂肪肝は、まず非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と呼ばれる状態になり、進行すると、非アルコール性脂肪肝(NASH)に変化します。そして非アルコール性脂肪肝(NASH)の何割かは肝硬変から肝臓がんへ発展していく可能性があるのです。

自分はアルコール飲まないし肝炎でもないし肝臓がんなどとは無縁だと安心している方、本当に大丈夫でしょうか。肥満気味だったり運動不足であることを自覚している方は、自分の肝臓が脂肪肝であるかどうかはしっかりチェックしておくべきです。非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の段階であれば比較的簡単に元に戻れますので、早目のチェックと早目の対策が重要です。

脂肪肝かどうかを知る方法

脂肪肝であったとしても自覚症状は通常ありません。脂肪肝かどうかは健康診断や人間ドックでの超音波検査(エコー)などで確認できます。その結果脂肪肝である場合しっかり指摘されます。

また、血液検査による指標でもわかります。血液検査の指標の、ALT(GPT)、AST(GOT)、γ(ガンマ)-GTPなどが、基準値の範囲外の場合は脂肪肝の疑いがあります。

指標 基準値 内容
ALT(GPT)     4~43IU/L         肝細胞内の酵素
幹細胞が壊れると上昇
AST(GOT)       7~38 IU/L 同上
アルコール性肝障害などでも上昇
γ(ガンマ)-GTP      男性:~73 IU/L
女性:~48 IU/L
アルコール摂取量が多い時や脂肪肝の場合上昇
アルブミン 3.8~5.1g/dl 肝臓だけで作られるたんぱく質で、肝機能が低下すると値が下がる
総ビリルビン 0.2~1.2mg/dl 赤血球が壊れた時にできる色素。肝機能低下で上昇

献血で無料診断

血液検査をすればわかると言うが、検査ってそう簡単にできるものなの?とお思いでしょう。勤務先や市町村などで定期的な健康診断を受けられればいいのですが、それができない人もいるでしょう。そういう場合に無料で簡単に血液検査をする方法があります。それは献血です。献血を簡単と感じるかどうかは個人差があると思いますが、自分は最低年2回は献血をしています。献血をする理由の半分は血液の成分結果を通知してくれるからです。ぜひおススメです。以前は成績表がハガキで郵送されたのですが、最近はサイトでチェックできるように変わりました。

献血後に通知される検査成績

この中でコレステロールに関する指標は「 コレステロール(CHOL) 」だけですが、コレステロール以外についてもほとんどの 指標が含まれているので、価値があります。

<献血者全員に通知される指標>
ALT(GPT) ・AST(GOT) ・ガンマ-GTP・総蛋白(TP) ・アルブミン(ALB)     ・アルブミン対グロブリン比(A/G)    ・コレステロール(CHOL)

<上記に加え400mL献血者に通知される指標>
赤血球数(RBC) ・ヘモグロビン量(Hb) ・ヘマトクリット値(Ht) ・平均赤血球容積(MCV) ・平均赤血球・ヘモグロビン量(MCH) ・平均赤血球・ヘモグロビン濃度(MCHC) ・白血球数(WBC) ・血小板数(PLT)

脂肪肝の改善方法

脂肪肝を改善させる方法として薬物による治療という選択肢もありますが、薬物治療はお金がかかりますし、根本解決にならない可能性があります。

やはり理想的な改善対策としては、食事と運動療法です。肝臓についた脂肪は、その他の内臓脂肪と比べると比較的とれやすいので、食事と運動療法により体重を2kg減らすことで、肝臓を正常な状態に戻すことができると言われています。

食生活の改善

糖質を減らす

食生活の改善と言えば、まず糖質の摂取についてです。糖質の取り過ぎは脂肪肝に直結しやすいです。普段の食事でご飯やパンや麺類などをいつもより1~2割ほど少なめにするだけでも効果があります。また、果物に含まれる果糖も糖質ですが、果糖は吸収がよく炭水化物以上に摂り過ぎに気をつける必要があります。

食べる順番も重要

糖質量を減らすだけでいいというわけではありません。食事の時の食べる順番が糖質吸収に関係あります。野菜など植物繊維を最初に食べ、次に肉などのたんぱく質、最後に炭水化物など糖質を食べる、という順番が理想的です。これにより糖質の吸収が抑制されるからです。

運動療法

食事療法と併せて取り入れるべきものは運動療法です。

まずはお手軽なウォーキング

1日30分ほどのウォーキングだけでも、毎日すれば効果があります。歩数でいうと8千歩程度が目安ですが、ちょっと多すぎる・足りないと感じるのであれば多少の加減はOKです。
気をつけたいのが、「まとめウォーキング」です。普段できないので週末に1回だけまとめて長時間・長距離ウォーキングするというもので、これはよくありません。膝を傷めたりして継続が難しくなる場合があります。自分も歩きすぎで膝関節を傷めてしまい、しばらくウォーキングをおやすみする羽目になりました。毎日少しずつ平均的に、が理想的です。

楽な割に効果の大きいスロースクワット

ウォーキング以上に効果があるのが、スクワットです。スクワットは消費エネルギーの多い大腿筋を動かすので、短時間に大きなエネルギー消費が期待できます。筋肉を鍛えることで基礎代謝が増えるわけですが、太ももの大きな筋肉を鍛えればそれだけ基礎代謝量も大幅に増えることになります。ここでご紹介するのはスクワットはスクワットでも比較的楽な割に効果が大きいスロースクワットです。

<スロースクワットのやり方>

① 足を肩幅の広さに開きます。膝を心持ち曲げます。
② 背筋をピンとしお腹を凹ませ、両手を前に伸ばします。
③ この状態で5秒間かけて腰を落としていきます。
④ そしてまた5秒間かけて元の姿勢に戻します。
※ 腰の上げ下げをゆっくりやるというところがポイントです

以上をワンセットとし、これを朝晩5回ずつ計10回繰り返します。

食事運動療法の数値目標

食事運動療法で、体重7%減を目指します。7%程度落とせば非アルコール性脂肪肝は改善します。さらに、肝硬変の一歩手前とも言える肝線維化も、体重10%減量で改善すると言われています。

自分は現在体重82~3kgあたりを行ったり来たりしています。7%減というと、約77~8kgぐらいにもっていく必要があります。数年前に会社のバスケットボールサークルに入部したりして78kgまで落としたことがありましたが、退部したらまた戻ってしまい、それ以降ずっと82~3kg前後キープ状態です。

これはちょっと本腰を入れて頑張らないとなりません。ウォーキングはもう随分長い間続けていますが、体重は最近あまり変化ありません。すっかり82~3kgに落ち着いてしまっています。現在の体重はウォーキング前提なので、これ以上減らすとなると、やはりスクワットなど少し負荷をかけた運動が必要というわけです。問題は長続きするかどうか。お得意の記録付け手法でモチベーション上げたりして継続できるかです。

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