コロナとBCGって関係あるのか?|各国の感染状況とBCG接種率

コロナ感染の世界的拡大が止まりません。日本でも確実に感染者が増加してきています。政府による緊急対策はいつ出るのか、まだ出さないのか、じれったいような、でも出たら出たでその後の生活はどうなるのか心配だし…。早く治まってほしいですよね。

そんな中、少し前ですが、欧米など諸外国と比べると日本における感染者や死亡者が極端に少ないのはなぜか、それは日本ではBCG摂取をしてきたからだという説を耳にしました。
その時は、「BCGは結核予防だろコロナとは関係ないやん」と関心を示しませんでした。しかし、イタリアやアメリカの感染者と死亡者の増加の勢いを目の当たりにしていると、やはり日本の感染率の低さは尋常じゃないと感じます。
しかも欧米ではあれだけ徹底してロックダウンなど対策をしているにも関わらず感染が止まらない。かたや日本の対策の緩さといったら欧米人からすると信じられないのではないでしょうか。

そうなってくるとBCG接種とコロナ感染の関係性が、もしかしたらあるような気がしてきます。

はたしてどうなんでしょうか。

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そもそもBCGとは

結核予防のワクチンのことで、子供のころスタンプのような注射器で接種されたのを覚えている方も多いと思います。日本では第2次大戦後ほぼ全員接種してきています。ツベルクリン反応で陽性になるまで毎年繰り返す方法でした。
詳しい内容はこちら(ウイキペディア「BCG」)でどうぞ。

先進国ではBCG接種をやめている

現在では、結核という病気がほぼ根絶されたということでBCG接種の意味が失われ、先進国ではもはや止めている国が多いようです。しかし日本・韓国・台湾をはじめとするアジア諸国や、アフリカや中南米などの発展途上国などでは接種が行われています。ロシアなど東欧諸国でも接種が行われている国が多いようです。

コロナが猛威をふるっているイタリアやスペイン、米国はどうでしょうか。
どうやらイタリア・スペイン・米国は接種が行われていないようです。スペインなどは以前行われていたのですが、かなり前にやめている国です。イタリア・米国はそもそも接種が行われていなかった国です。
ヨーロッパの概ねほとんどは以前接種をしていて、今は接種をやめている国々です。そんな中、北欧ではスウェーデンとノルウェーあたりでははまだ実施をしています。

接種率と感染率が符合?

BCGを接種しているいないの違いと、コロナが大流行している国、そうでもない国が符合しているように感じます。そういえば最近、スウェーデンが他のヨーロッパ各国と異なり都市封鎖を行っていないということで話題になっています。実際感染率もイタリアやスペインに比べると低いようです。

面白い例があります。コロナが猛威をふるっているスペインと国境を接しているポルトガルですが、つい最近まで(2017年まで)BCGを接種していました。そしてお隣のスペインと比べると感染率はかなり低くなっています。
さらに、ドイツを見てみると、旧東ドイツでは接種が行われていたのに対し、旧西ドイツではかなり前に接種をやめているそうです。そして旧東ドイツ地域の方が感染率が低いという結果になっているそうです。

結論としてはどうなのか

BCG接種率とコロナ感染率とは、かなり符合しているようですが、もちろん科学的に証明されているわけではありません。
また、最初に言った通りそもそもBCGは結核に対するものであって、コロナウイルスとは全く無関係です。さらに、BCGの効果は10数年ほどだと言われています。たしかに最近の日本おける感染者数の急増からすると、矛盾点があります。

しかし日本における死亡者数は欧米と比べるとかなり低いままです。

ということは、BCG接種による何らかの作用により免疫力が強化されていて、感染こそすれど死亡するに至らないケースが多いという可能性があります。

それに加えて、日本は医療水準が非常に高いということ、高度な医療が誰でも公平に受けられるということ、さらには清潔好きな国民性、他人と接触しない習慣やマスクや手洗いの習慣など、総合的な理由が関係していて特に低いのかもしれません。

とにかく、これだけ符合する結果があるのに、全然関係ないと片づけてしまうのは勿体ないような気がします。何らかの関係があるのではと思いたくなります。実際、オーストラリアの小児医療研究所がなどで臨床試験を開始すると発表しているようです。
今から研究を始めたとしても、結論が出るまでには長い期間を要するとは思いますが、研究する価値はあると思います。研究結果が待たれるところです。

 

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