PCR検査、抗原検査、抗体検査について

新型コロナ感染の拡大が止まりません。経路不明の感染も急増しています。以前はクラスター発生場所もある程度パターンというものがありましたが、最近はさまざまな場所でクラスターが発生しています。家庭内クラスターなんてのも出てきました。

そして、最近の傾向としては、20~30歳台の感染者が増えているということと、無症状や軽度の感染者が多いということです。いつなんどき感染するかわからない、実はもうすでに感染してるんじゃないか、心配です。
そして気になるのは、PCR検査は相変わらず受けられにくいのかどうか。それ以外の検査はどうなのか。

最近の新型コロナの検査状況について調べてみました。

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PCR検査について

すっかりおなじみなってしまったPCR検査ですが、コロナ感染初期の頃、検査を受けたくても受けられないという事例が多発しました。病院や保健所をたらい回しにされたというのをテレビなどで見たり聞いたりしました。

今の状況どうなのでしょうか。

厚生労働省は、7月20日現在のPCR検査の1日あたりの最大能力は、4月上旬の約1万件から約3・1万件に拡充されていると発表しました。なので今は「たらい回し」という状況ではないかと思われます。
しかし症状があれば誰でもOKというわけではなさそうです。

7月に入っても以下のような事例があります。
都内在住の人で、「7月上旬に、のどの痛みと咳が出るようになった。体温は36度台。そして嗅覚がなくなったことからコールセンターに相談したが、発熱や渡航歴などがないことから検査対象ではないと断られた。その後症状が続いたため病院に相談、病院が保健所と調整してようやく検査を受けられた。結果、陽性とわかった。症状が出てから10日後のこと。」

うーん、あんまり変わっていないような気がしますが、あくまで公費での検査なので止むを得ないかもしれません。

公費で検査を受ける場合以下のような医師の判断が入ります。
「発熱や呼吸器系の症状があるなど感染が疑われる人、感染者の濃厚接触者やクラスターの連鎖が起こりうる場合など、新型コロナに感染していると疑うに足りる正当な理由のある者>と判断された場合」

要するに、発熱が続いていて鼻水が出たり喉が痛いといった症状だけでは検査が必要とは判断されない可能性があるということです。感染が疑われるような行動や状況なども重要なファクターとなるということですね。

ちなみに、公費の場合は検査料は無料ですが、初診料や検体採取の手数料などは別途かかります。

自費でのPCR検査

症状があるものの公費での検査対象にならない場合や、事業等で海外渡航するため検査を受けなければならない場合などは、私費検査を受けるしかありません。
費用に関しては多少差がありますが、診断書込み2~4万円程度のようです。
ちょっとお高いですが自費検査をする人は増えています。
自費検査を受けるためには電話やネットなどで予約をし、早ければ翌日検査が受けられるようです。しかし現在は検査希望者が多いことから検査まで2~3日かかる場合もあるようです。

PCRキット

自分で検査が行えるPCRキットもあります。綿棒で喉の奥をぬぐって組織を採取し、その綿棒を容器に入れて送り返すと数日後に結果がわかるというものです。結果は電話やメールにて知らされます。また陰性証明書も発行可能なようです。
キットの扱いは何社かあって、料金は25,000円~27,000円、陰性証明書は5,000円ぐらいのようです。

PCR検査の陽性率は70%

PCR検査で、陽性者に対する検査結果が正しく陽性と出る確率は、70%と言われています。裏を返せば、本当は陽性なのに陰性と判断されてしまう可能性が30%あるということです。陰性なら安心とばかり動き回ってしまうと感染を広めてしまう懸念があります。陰性であっても症状がある場合は次に述べる抗原検査などを受けるのが望ましいです。

抗原検査について

抗原検査は、インフルエンザでおなじみの検査です。鼻や喉から粘膜組織を採取しウイルスの有無を調べるやつです。
この検査のメリットは結果が判るまでがとにかく早いことです。自分が以前インフルにかかってクリニックに行った時も、すぐ抗原検査しすぐインフルが判明し、その場でタミフルを飲まされました。お陰で回復もめちゃ早かったです。

抗原検査は、以前はPCR検査の補完的な扱いでしたが、少し変わってきたようで、確定検査として用いられるようです。

抗原検査で陽性だった場合は感染ありと判断します。
しかし抗原検査で陰性だった場合、以前だとPCR検査で最終判断という流れでしたが、現在は発症2日目から9日目までかどうかで判断を確定するようです。
つまり発症2日目から9日目までで、抗原検査陰性であれば感染なしと判断する。
これは、発症2日目から9日以内の有症状者については、抗原検査とPCR検査の結果の一致率が高いということが調査研究により確認されたからです。

抗原検査キットは全国の医療機関に行き渡ってきているようです。PCR検査よりお手軽で結果も早いのでおススメです。結果が出るまでに30分ほどで、保険適用の場合は概ね2000円前後のようです。

症状はないが検査を受けたいという場合はやはり自費検査がうけられます。医療機関によって異なりますが1~1.5万円程度のようです。

抗体検査について

抗体とは、ウイルスを排除するために身体が作り出すタンパク質で、ウイルスが体内に侵入してから数日で抗体が作られます。
この抗体が作られることで、同じウイルスが体内に入って来るとすぐに攻撃し体内から排除しようとします。いわゆる免疫ですね。

抗体検査とは、この抗体が体の中に作られているか、つまり過去に感染したことがあるかどうかを調べる手法です。抗体の有無により再度感染しないかどうかがわかるというものです。しかし新型コロナについては、一度感染し治ったのにまた感染したという事例もあるようです。なので再感染するしないについてはまだはっきりしていない状況と言えます。
集団免疫を目指してロックダウンなどの対策を一切しなかったスウェーデン政府としてはアテがハズレてしまう結果になるかもしれません。

抗体検査キット

クリニック等で抗体検査をする方法以外に、市販の抗体検査キットを購入し自分で採血し調べるというものもあります。ただし精度に問題ありのものも多いようなので注意が必要です。また、医療機関が有償で採血キットを送付し、採血後返送し検査するというものもあります。

市販キットを活用するのはお手軽と言えますが、できれば医療機関等で検査する方が無難なようです。

注)現在、日本国内で法的に承認を得た抗体検査キットはありません。またWHOは、抗体検査について診断を目的として単独で用いることは推奨しておりません。

積極的な検査を進めている自治体もある

PCR検査の扱いについては自治体によってはだいぶ異なり、積極的に検査態勢をとっているところもあるようです。例えば東京の世田谷区などは、1日に2000~3000件のPCR検査の態勢整備の検討を始めました。「誰でもいつでも何度でも」を目指しているとのことです。居住区の自治体に問い合わせてみるといいでしょう。

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